失敗したことは隠さずネタにする~犬の散歩での思わぬハプニングを乗り越えて~
私は保健師・看護師の資格を持つケアフォーケアラーズの緒方智美です。
誰かのケアをする人にもケアが必要とカウンセリングや、セミナー講師としても活動しています。
今日は、2023年10月28日に九州女子短期大学で行ったメンタルヘルスの講演から一部をお届けします。
講演タイトルは、「幸せの鍵を手に入れよう!しなやかな人間関係を整えるメンタルヘルスケア~バランスをとりながら輝くあなたへ~」でした。
保育士、幼稚園の先生、養護教諭のお仕事を目指す学生さん方、そして一般の皆さんに向けて講演を行いました。
講演の2日前、思わぬハプニング!!
実は、この講演の2日前に、私は犬の散歩中に大きなハプニングに見舞われました。
ペットといえども家族の一員であるゴールデンレトリバーに引っ張られ、土手から滑り落ちるように、なんと!両足、両腕、そして肩に大きな擦り傷を負ったのです。講演の内容がメンタルヘルスケアだったのに、私自身が怪我をするとは全くの予想外で、正直言って、トホホ!です。
怪我をしてしまった私は、その日の夜、ズキズキという強烈な痛みと、講演ができるかどうかの心配で眠れませんでした。翌朝、痛みを和らげるため、形成外科を持つ皮膚科に向かいました。そこでの処置は、痛みのスケールを10とすると、5くらいまで半減させるほどの奇跡的なものでした。擦り傷で受診したことはありませんでしたが、この受診のおかげで、痛みがかなり軽減し本当に助かりました。
本当に有難かったです。
おかげで、講演には支障なく行けそうだと思え、また、顔に怪我がなく、大けがや骨折でもないことに目が向き、ポジティブな感情が戻ってきました。気持ちが元気になった私は、この出来事を講演の事例に取り入れ、(要するにネタにして 笑)皆さんにお話ししました。
ストレス反応の3段階
講演では、私が経験したストレス反応の3段階を紹介しました。これらの段階は、警告反応機、抵抗期、疲弊期と名付けられています。
警告反応機:警告反応機は、ストレス刺激に対する初期の反応です。私の事例では、怪我を負った瞬間がこれに該当します。ショック状態に陥り、食事もままならなくなりました。
抵抗期:抵抗期は、ストレスに対する抵抗が続く段階です。怪我を受け、痛みが続いたその夜、私は一時的な抵抗期に入りました。この段階では消化器症状や入眠困難などのストレス反応が続き、通常の状態に戻るのが難しくなります。
疲弊期:疲弊期は抵抗が続けば発症する段階です。私が講演を終えることができたのは、幸いにも受診し、講演に支障がないと判断でき速やかに抵抗期を鎮めることができたからです。だから、この疲弊期の段階には至らず、うつ症状や慶応障害などのメンタル不全のような症状がが発症しなかったためです。でも、もし私が骨折をするなどして講演に行けなかったら・・・抵抗期が長く続いて、疲弊期に入ってしまいメンタル不全に陥っていたかもしれません。
誰もがポジティブでいられないときがあるのです
人はポジティブな人とネガティブな人にわかれるのではありません。
人生には波があるのが当然で、ポジティブでいられる時と、そうでない時があるのです。
大切なのは、ポジティブでいられないとき、落ち込んでしまったときにどうやって通常の自分に戻るか、その方法を持っていることの大切さを講演でお伝えしました。
しばらく講演での話題を分割してお届けいたします。 また是非見に来てください。
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