新人看護師1年目の「ツラい」がラクになるほんの少しのヒント

2024年7月20日 2024年7月19日緒方智美

７月は新人看護師さんからのお悩みが急増

4月から新人看護師として、毎日奮闘しているあなた。

春の新人研修を終え、４月末から５月に病棟に上がり、シャドーウィングを経て、いよいよお部屋の受け持ちが始まった頃ですね。

そして、6月下旬からは夜勤もスタート。まだ一人立ちではないところも多いと思いますが、人の役に立ちたいという強い思いで、毎日頑張ってこられたのですね。

けれども仕事がうまくいかないことや、失敗してしまったことが気になって、落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。

電子カルテの入力や振り返りのレポートに時間がかかり、残業になってしまうことも。新人看護師の残業代は基本的には支払われないという言葉も聞かれますし（全ての医療機関ではないですし、ご本人も納得されています。ただ、安心できる場で言葉にして発したいのです。）、頑張れば頑張るほど、時間外労働が増えてしまうのは本当に辛いですよね。

真面目で責任感の強いあなたほど、自分を責めてしまう。

真面目で責任感の強い人ほど、うまくいかないことばかりが気になり、落ち込んでしまうものです。

時には、「自分はダメだ」と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

でも、大丈夫です。誰もが最初はうまくいかないものです。

仕事に慣れていない時期は、できないことだけに目が向いてしまい、自己評価を低く見積もりがちです。

だからといって、焦る必要はありません。最初から完璧にできる人なんていないのですから。

大切なのは、小さな行動を起こすことです。

困ったことがあれば、プリセプターやアソシエイトさんに相談しましょう。
一人で抱え込まず、信頼できる人に話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になります。
職場の人、学校の先生、友人など、誰でもいいので、自分の悩みを話してみてください。

自分自身にも、大切な友人を励ますように優しく声掛けしてみて下さい。

もし、あなたの大切な親友が同じ悩みを抱えていたら、あなたはどんな言葉をかけますか？

「大丈夫だよ、よく頑張ってるね。一つ一つ積み重ねていけば、必ず成長できるよ。」

きっと、あなたはそんな優しい言葉をかけますよね。その言葉を自分に投げかけてみて下さい。

できていないところばかりではなく、できているところにも目を向けることはできていますか。
小さなことでも、できたことを自分で認めることはできていますか？
ペットやぬいぐるみ相手に、「私、よくやったね、がんばったよね」と言葉にして話しかけてみるのも良いでしょう。

あなたは一人ではありません。

臨床20年、25年続けたベテラン看護師も、新しい職場や仕事内容に戸惑うことがあります。

どんなベテラン看護師でも、対人相手の命に関わる職場で、これでいいのかと迷い、不安と戦いながら、懸命に仕事をしているのです。

仕事がうまくいかないと思った時、それはあなたが健全な問題意識を持っている証拠です。

自分を責めるのではなく、自分を労い、優しく思いやりの言葉をかけながら、昨日よりも今日成長した自分に感動できるといいですね。

自分を責めることなく、自分を労り、優しく思いやりの言葉をかけながら、昨日よりも今日成長できた自分に感動できるといいですね。

カウンセリングのお申込みはこちら

投稿者プロフィール

緒方智美