ケアすることをお仕事にされている方へ

 私は、社会に出てからの26年を看護と共に生きてきました。

総合病院での看護師、町役場の保健師として個人や地域が健やかに、そして豊かに映するにはどうしたらよいかと探求してきました。

その後、看護大学の教員として10年間に渡り看護師・保健師教育にも携わり、現場での経験と教育をつないでいく役割において、

それまで以上に看護師や保健師の魅力を感じ、その働きの崇高さを実感できたことは、私のこれからの人生においても大きな財産になりました。

そのような経験から「看護」という仕事の素晴らしさ、崇高さを心から感じています。

しかしながら、「人をケアする人」が誠実に目の前の人に尽くし、愛情や親切心を注ぐ一方で、自分自身への幸せを手放し、

疲弊してしまっては継続してその仕事を続けていくことは困難に感じる日がやってくるのは避けられないかもしれません。

「人をケアする人」も人間です。人生があり、生活があります。目の前の人に質の高いケアを提供するには、

「人をケアする人」も幸せで健康であることが必要だと思います。

 そういうと、あなたにどこか後ろめたい気持ちが起こるならば、燃え尽きてしまう前にぜひカウンセリングを受けに来てください。

 あなたが自分も健康で、仕事にやりがいや生きがいを感じ、心地よく生きられるよう一緒に考えていきましょう。